CORAL REEF






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clickbrick ヴィーナスフォート店主催の第3回オリジナルモデルコンテスト参加作。
CORAL REEFは「サンゴ礁」です。
今回は「16ポッチ×16ポッチ×30cm」とサイズ制限がさらに縮小されました(前回のORCAもベースは16ポッチ×16ポッチでしたが、背びれははみ出していた)。


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■きっかけ
昨秋、サンゴ礁を題材とした自然保護のドキュメント映画を見た時から考えていたのですが、前回「ORCA」を作った時点で、海の三部作を作ろうと決めました。
「ORCA」をお台場に持ち込んだ時点で頭の中ではスタート。
これまた「構想4ヶ月、製作期間3日」という代物です。

■モデルは...
ORCAがずんぐりとしたソリッドなものだったので、今回は逆に小さなパーツを集合させて細かな表情が出ればよいなと考えていました。
赤のヒンジプレート、ライムのウェッジプレート、ダークオレンジのコーナープレート、イエローの葉押さえ、などで構成し、海流をイメージさせるための黄色のレバーを植樹です。
海底のシーンではよく海草っぽいパーツが使われますが、これはあえて奥の方にひっそりと配置し、「出来あいのものに頼らない」という縛りを設けました。
あとはひたすらに青ブロックで地形を構成、こういう作業が好きなんだなあ(苦笑)。
したがって、あいかわらずテクニックはなし、「ただひたすらに積む」という文字通りレンガ(brick)職人です(^_^;)。

■海は深い
30cmという高さをどう活かすか、という点ではできるだけダイナミックな地形になるように心がけました。
レゴのセットなんかだと、海底にぺったりと基礎プレートがあって岩塊(張りぼて)ブロックが乗っていたりしますが、ほとんど子供だましです(いや、子供用だからいいのか…)。
フラットな海底を作らず、「まだまだこの先に深い海が続いている」というイメージにしたいのです。
深い切れ込みはその先の深みを暗示し、それに沿うような形でサンゴ礁やミニフィグを配置しました。
オーバーハングした地形は、立体感を出すと共に、ブルー1色の地形がより複雑な形と色合いの陰影を生みだすことを意図しています。
地形全体はとにかくヴォリューム感を持たせ、「大きな自然の地形の一部を切り取った雰囲気」が出るようにしました。
インテリアの水槽や水族館の水槽に見えないようにする工夫、と言ってもいいかもしれません(どこまで成功しているかは別にして)。

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■空間構成
どうもプレゼンぽくなってしまいますが(^_^;)、30cmの高さ制限に対し、単調に海底シーンが続いてもつまらないので、まず、10cmずつ3つのパートに分けました。

1.上段:海上(パステルブルー)
海中のシーンではどうしても水中マスクをかぶるのでミニフィグの表情が見えにくくなります。
なので、海上シーンをつくり、FLEX君のあの笑顔を前面に押しだしました(笑)。
浅瀬はパステルブルーで作り、演出もあえて最小限にして海中シーンとのコントラストを図っています。

2.中段:海中へ(ブルー)
サンゴ礁を際だたせるために必要な緩衝部分。
ここもあえて特別な事をせずにブルーで統一です。

3.下段:サンゴ礁(カラフル)
にぎやかでカラフルな世界。
こういう風景を下段に制限して展開する方が好きです。
「対象空間すべてをにぎやかに埋め尽くす」ってのは、まあ、楽しいとは思うのですが、そういうのは他の方々にまかせたいと思います。
私はあくまでもストイックに(^_^;)。

で、こういう3層構造になっているわけですが、さらに見る人の視線を意識した「視線の流れ」みたいなものを大切にしたいと思っています。
最初のスケッチでこんな感じの模式図を描いたりします。



こういう感じで3次元的に組み合わさってくると、表情が豊かになるように思います(実はシンプルな作りのドラゴン退治も、似たような構成だったりします)。

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■没にしたお魚
最初に考えていた熱帯魚たち。
立面方向でポッチが出てくるとなんだか馴染まない感じがしたのと、今回はサンゴ礁が主役ですから(彼らも生き物なのだ!)、あえて没にしました。

sample

CORAL REEF

で、今回もちょっとLEGOのポストカード風に(^_^;)。


入賞させていただきました。
投票してくれた皆様に感謝ですm(_ _)m。


2005.05.13